助成金申請に関わる営業・実務担当者の皆さまに向けて、今回は「偽装請負の基本的な考え方と、助成金申請における実務上の注意点」をテーマに研修を行いました。

偽装請負は、契約書上の名目ではなく、現場での指揮命令や労務管理の実態によって判断されます。

業務内容や作業手順の指示、勤務時間やシフト管理、組織への関わり方など、日常業務の中で見落とされがちなポイントについて、具体的な判断要素や事例を交えて解説しました。

また、請負契約と派遣契約の整理の考え方や、実態に応じた適切な契約形態を選択することの重要性についても共有しました。

後半では、助成金申請において実際に発生した「あるある」事例を紹介。

規程と実態の齟齬、確認不足による不支給や申請断念に至ったケースなどを通じて、申請前の事実確認と慎重な判断が不可欠であることを再確認しました。

本研修内容が、日々の実務におけるリスク回避と、より信頼性の高い提案につながれば幸いです。