助成金申請に関わる皆さまに向けて、今回は「行政機関による労務監査の実情と、申請における実務対応」をテーマに研修を行いました。
労働基準監督署による監査は年間約17万件とされ、常に法令遵守の体制を整えておくことが重要です。未払い残業や健康診断、36協定など、形式ではなく“実態”が問われる点を共有しました。

また、雇用契約書や就業規則との齟齬、担当者の独断による申請や問い合わせが監査につながった事例など、助成金申請における典型的なトラブルも紹介。書面だけでなく、実務確認や事前の情報共有が不可欠であることを再確認しました。

制度活用の支援にとどまらず、業界に即した提案力強化につなげていただければ幸いです。